有事にこそ株

アメリカが量的緩和政策でドルをどんどん刷り、ユーロ圏もどんどん経済状況が悪化している。どちらもとんでもない状態であることがだんだんと暴露されてきている。こんな中でスイスや日本など、比較的安定した財政基盤を持つ国の通貨が買われ続けている。このような環境で我々個人投資家はどのように利益を上げるべきか。
短絡的に考えれば外国通貨(特にレバレッジの効くFX)に手を出すところだが、為替は非常にダイレクトに各国の為替政策の影響を受ける。例えば先日、スイスが1ユーロ1.2スイスフランに維持すべく為替介入を無制限に行うと宣言したが、その際には為替は8%程度一瞬で動いた。もしレバレッジをかけていればたった12倍程度でも一瞬で0だ。もちろん、逆に賭けていれば一瞬で資産は二倍になっていたわけだが、それは投資ではない。投機だ。
この環境で私がお薦めするのは株だ。為替と違い、株はファンダメンタルズがある。突発的に(事前に察知されたら意味がないので当然だが)動く財務当局もない。為替敏感株を持ったことがあればおわかりかと思うが、上がれば倍以上、下がっても0だが、突然の倒産というものはない。財務諸表を曲がりなりにも見られれば引っかかることはそうそうないだろう。
円高で株価は下がっているじゃないかと反射的に言う方も多いと思うが、円高で下げる株を信用取引でカラ売りするという手もある。市場がダイナミックになっている今だからこそ、ロングスパンで行うとコスト負担が重い信用取引も生きてくる。今こそ腰を据えて銘柄を吟味してみてはどうだろうか。

関連リンク